osCommerce の導入についての質問・疑問をQ&A形式で解説します。
ご不明な点がありましたら、お問い合わせよりご質問ください。
GPL (GNU General Public License) で配布されているソフトウェアの改良や再配布を、だれもが自由に行うことができますが、その際に、ソースコードを公開することが義務づけられています。 要約すると、著作権者が利用者に対して次のような許可をあたえるものです。
osCommerce で構築したショップの特長は、多くの商品を掲載することができて、しかも、お客様にさまざまな経路で商品に触れてもらえる点です。いわゆるアマゾン型のショップです。 ですから、多くの商品アイテムを販売するショップでは、売りやすさと管理しやすさを実感できるはずです。
商品点数の少ないショップで osCommerce を導入した場合には、上のような利点はありませんが、それ以外の基本機能(洗練された購入方法、顧客管理機能、注文管理機能)をローコストで導入できるのが利点と言えるでしょう。
従来の方法は、HTMLでウェブページを作成して、それにショッピングカート機能を組み合わせる手法でオンラインショップを作るものでした。
そのため、新しい商品を登録したり商品説明を修正するためには、HTMLファイルを作成してFTPでサーバにアップロードする手順が必要でした。
osCommerce では、ブラウザで管理画面を開いて商品情報を登録すると、ショップの商品ページが即座に更新されます。多くの商品を販売したり、頻繁に商品情報をアップデートするオンラインショップでは、更新管理が圧倒的に効率的です。
また、商品情報・顧客情報・販売情報がデータベースで一元管理されていますので、相互に関連する情報を抽出したり、まとめてデータの入出力を行うなど、専用アプリケーションならではの高度な運用が可能です。
一般には、楽曲データ、画像、電子書籍などのダウンロード販売が多く行われています。
ダウンロード販売をする商品には、あらかじめ、購入したお客様にダウンロードを許す回数やダウンロードの有効期限を指定します。
そうすると、お客様は、通常の商品を購入するのと同じ手順でデジタルデータを購入することができます。購入した表品は、購入完了ページでダウンロードしたり、その後、購入履歴ページでダウンロードすることもできます。
osCommerce では、商品に「色」、「サイズ」、「グレード」などのオプションを用意して、お客様に選んでいただくことができます。また、個々のオプションに対して、オプション価格をつけることもできます。ひとつの商品に複数のオプション(たとえば「色」と「サイズ」など)を用意することも可能です。
お客様は、商品情報のページで、各オプション項目についてプルダウンリストで内容を選択することになります。
これら以外の決済手段が必要な場合には、別途支払モジュールを用意して組み込みことになります。小額決済では WebMoney、クレジットカード決済では GMO ペイメントなどの実績があります。
これら以外の方法でショップの規定にしたがって送料計算をする場合には、別途配送モジュールを用意して組み込みことになります。
ポイント機能が販売促進に結びつくためには、ショップに対する顧客ロイヤルティ が高くなければなりません。つまり、顧客から支持されてリピート購入率が高いショップでなければ、ポイント制は売り上げ向上につながりません。むしろ、価格政策を見直したり、割引クーポンを利用するなどした方が、効果が上がる場合があります。
リピート購入率が高くなくても、会員登録の特典としてポイントを与えて、初回の購入を後押しする利用方法もあります。
会員登録の際に、お客様にメールマガジンを購読するかどうかのオプションを選んでいただきますので、「ダイレクトメールの受け取りを了承」していただいたお客様にだけメールマガジンを配信します。その後、お客様自身でメールマガジンの購読オプションを変更していただくこともできます。
かつて、asp ・ jsp ・ php などの拡張子を持った動的ページは検索エンジンに登録されないと言われていました。しかし、現在ではブログ・サービスやECサイトなどはほとんどがデータベースと連動した動的ページで構成されています。検索エンジンのロボットもこれらを読み込んで登録します。
動的ページの中でも、URL の中に '?' や '&' がふくまれるているページは、検索エンジンに登録されにくかったり、検索結果の上位に表示されにくいという問題があります。
osCommerce には、下の例のように、静的ページに見えるように URL を置き換える機能がありますので、正しく運用すれば SEO (検索エンジン最適化)的に不利になることはありません。
動的ページを静的ページに見せる
- 対策前:
- http://www.example.com/product_info.php?products_id=23
- 対策後:
- http://www.example.com/product_info.php/products_id/23
Google や Yahoo! Search Technology (YST) などのロボット型検索エンジンは、ユーザが入力したキーワードにとって重要なウェブページを検索結果としてリストアップします。ウェブページの重要度を決めるのは「外部からのリンク」と「ページの内容」です。
osCommerce で構築したサイトには、商品カテゴリーやメーカー名、商品名などのリンクが自然に作られますので、SEO (検索エンジン最適化) 的に優れた「ページの内容」となります。
もう一歩 SEO を追求するには、そのサイトでターゲットとするキーワードに的をしぼって、対策を考える必要があります。それがサイト共通のキーワードなのか、ブランド名なのか、商品カテゴリーなのか、商品名なのかによって、カスタマイズの手法が異なります。つまり、SEOの正解はひとつではないということです。
osCommerce で適切な検索エンジン対策を行えば、新しくブランドや商品を追加しても効果が持続するのが特徴です。
取り扱う商品が多い場合には、Microsoft Excel で商品データを入力して CSV ファイルを作成し、そのファイルを osCommerce にアップロードして登録・更新する方法が効果的です。
また、商品をオフコンなどの専用ホストで管理している場合には、商品情報をそのホストから osCommerce サーバに自動的に転送して登録・更新する仕組みを作ることもできます。
商品点数とサーバ負荷
商品点数が多くなっても、ページの表示時間などに見られるパーフォーマンスはそれほど影響をうけません。ただし、商品点数が多くなるのにともなって、サイトのページビューが増加すると、ページの表示時間が長くなってしまいます。いわゆるサーバが重いという状態です。
商品点数とページビュー、売上高には相関関係がありますので、サーバ・スペックや、他のアプリケーションなどもふくめたサーバ負荷の状態を見極めて、どのタイプのサーバを利用するかを決定し、サーバの増強計画を立てる必要があります。
[基本設定]-[在庫管理]-[在庫から引き算]を指定すると、商品が販売されたときに、数量から販売数を引きますので、残りの在庫数が記録されることになります。
また、在庫が'0'になったときに、精算を許すかどうかも指定することができます。
ただし、現バージョンの osCommerce (2.2 MS1) では、在庫数が'1'の状態で2つの注文が重なったときに、在庫水準を越えて販売してしまう可能性があります。アクセスが多く、商品点数が限られるサイトでは、対策が必要になります。
また、標準の osCommerce では、商品オプションごとの在庫管理には対応していません。つまり、「色」や「サイズ」ごとの在庫数は管理しません。
osCommerce で会員登録をした顧客がパスワードを忘れたときには、「パスワードを忘れました!」ページでメールアドレスを入力してもらって、そのメールアドレスに新しいパスワードを書いたメールを自動送信します。
パスワードを忘れた会員から、ショップの管理者に問い合わせをされる場合がありますが、ショップの管理者は、会員のパスワードを調べて教えることはできませんし、会員のパスワードを変更することもできません。これらは、セキュリティを守るための方針です。
会員がパスワード通知の操作がわからない場合には、会員の登録メールアドレスを聞いて、ショップの管理者が「パスワードを忘れました!」ページでメールアドレスを入力する方法があります。
別のシステムで管理している顧客データがあって、そのデータを osCommerce にインポートして、osCommerce の会員として取り扱いたい場合があります。
このときには、次のような手順を用意して会員を osCommerce に取り入れることができます。
自主的に会員登録をしてもらう
ショップと会員の関係が強い場合には、上記の手順で会員登録をすることも可能ですが、そうでない場合には、むしろ顧客の自由意志で会員登録をしてもらう方が望ましいと思われます。
その場合には、顧客に割引クーポンやポイントをメールで送付して、自主的に会員登録をお願いすることをおすすめします。